こんにちは、今回は**2025年のNHKマイルカップ(GⅠ)**を、枠順確定前の段階で過去10年のデータから徹底精査してみました。
例年波乱含みのこのレース。だからこそ、過去の傾向に当てはまらない馬を思い切って消す勇気が必要です。
そこで今回もマイナスデータからの消去法スタイルでお届けします!
なお、以下の4頭(スリールミニョン/ネーヴェフレスカ/マテンロウサン/ミーントゥビー)は除外対象のため、今回の分析からは外しています。
❌まずはマイナスデータで足切り
過去10年分のデータから、勝ち切れていない条件をいくつかピックアップし、それに該当する馬を削っていきます。
【間隔:中9週以上】は全滅
成績:0-0-0-14
⇒【サトノカルナバル/マイネルチケット】除外!
間隔の空きすぎた馬は調整が難しいのかもしれません。
【明け6戦目以上+前走2番人気以下】も全滅
成績:0-0-0-9
⇒【イミグラントソング/ショウナンザナドゥ/ティラトーレ】除外!
前走NZT1着のイミグラントソングがここでまさかの該当
明け6戦目以上は前走1着馬でも0-0-0-4と全滅!使い詰めは禁物と言えそう
◆【前走馬体重439kg以下】は連対ゼロ
成績:0-0-3-10
⇒【コートアリシアン】
前走440kgの【ショウナンザナドゥ】も注意
馬格のない馬では成長力やマイル適正に不安がありそう
【前走着差1.0秒以上の敗戦】では勝ちきれない
成績:0-2-1-27
⇒【ヴーレヴー/ショウナンザナドゥ/チェルビアット/ティラトーレ】
他にも0.9秒差の【トータルクラリティ/マピュース】も危険水域
大敗した馬が巻き返せるほどG1は甘くないのかもしれません
【距離延長ローテ+前走4角7番手以下】も不振
成績:0-0-1-20
⇒【パンジャタワー/ヤンキーバローズ】除外!
前走で先行出来なかった馬が距離延長した場合、流れに乗れず末脚も不発の危険性がありそう
【ロベルト系血統】は馬券圏内ゼロ
成績:0-0-0-18
⇒【アドマイヤズーム/アルテヴェローチェ/ミニトランザット】除外!
まさかの朝日杯FSとサウジRCの1着馬2頭が該当
モーリス産駒やエピファネイア産駒には鬼門のレースのようです
✅データをクリアした“今狙うべき3頭”(五十音順)
ここでは、データ的に好材料が揃った3頭を五十音順でご紹介します。
※現時点では枠順未確定・最終追い切り前の段階ですので、優劣はまだつけません。
◆マジックサンズ(想定4番人気)
前走は皐月賞。16番人気と全くのノーマークながら、上がり最速の末脚で6着に健闘。
さらに2歳時には札幌2歳Sで、後の阪神JF勝ち馬&桜花賞2着のアルマヴェローチェを下して勝利しており、ポテンシャルの高さは確か。
ただし、後方一気の脚質ゆえに展開に左右されやすいのが懸念材料。特に東京マイルで内枠を引いてしまった場合、包まれて脚を余すリスクは小さくありません。できれば外枠が欲しい。
◆モンドデラモーレ(想定9番人気)
前走はファルコンSで2着。
ファルコンS組の勝利はラウダシオンただ1頭ですが、そのラウダシオンもファルコンSを先行して2着→NHKマイルC制覇というパターンでした。
今回のモンドデラモーレも、同様に先行粘り込み型での2着という点で、構図が重なります。
また、東京芝1800mで新馬勝ちがあるように、距離延長やコース替わりにも不安なし。
人気的にも妙味がありそうな1頭です。
◆ランスオブカオス(想定3番人気)
前走はチャーチルダウンズC(旧アーリントンC)を快勝。
2歳時には朝日杯FSで3着に好走しており、素質は世代屈指。
もちろん、「前走1着馬はNHKマイルCで不振」というデータは気になります。
しかし、過去10年でその壁を超えた例として挙げられるのがダノンスコーピオン。
彼も朝日杯3着 → 前哨戦1着 → NHKマイルC制覇という同様の流れでした。
つまり、**「前走1着でも実績が伴うなら通用する」**と見るのが妥当でしょう。
✍まとめ:枠順次第で本命候補が変わる可能性も!
以上、枠順確定前の段階で**「過去データで減点がない3頭」**をご紹介しました。
- マジックサンズ
- モンドデラモーレ
- ランスオブカオス
この3頭に共通しているのは、大きなマイナスデータに一切該当せず、なおかつ展開や枠順次第では十分勝ち負け可能な点です。
次回は、**枠順・追い切り・馬場状態など最終情報を加味した「印付きの本命予想」**をお届け予定です。どうぞお楽しみに!
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